コメディ

漫才(てすと用)

author作者:サンダー耳鼻咽喉科
警告・特記事項:R18R15暴力表現叫び

台本の説明やあらすじはここに入るよ

配役
0-102
予想時間5
文字数1973 文字

登場人物

名前タップでセリフ抽出
Aキャラクター
Bキャラクター
本編
A「お久しゅうございます。Bさん」
B「お久しぶりですね。Aさん」
A「ええ」
B「今日はさ」
A「はい」
B「Aさんのいいところを紹介したいからさ」
A「おお、ワタクシのいいところを」
B「そう。だから怖い話をしていい?」
A「なんで?」
B「え?」
A「なんでいいところの紹介で怖い話になるんの?」
B「はははは」
B「これは4月の末の話だ」
A「あ、始まった」
B「葉桜の青が眩しいのに、アスファルトに散ってしまった花びらはウンコみたいに変色していた」
A「汚いなあ」
B「……そんなことを思っていたら、本物のウンコを踏んでしまった」
A「そんなこと思ってるからだよ」
B「屈辱だ」
A「まあそうかな」
B「ケツにハッカ油でも塗られているような気分だったさ」
A「なんだよその心象表現」
B「彼女に慰めて貰おうと思ったが、時刻はまだ昼の12時。夜の店は開いていない」
A「夜の店って言った?」
B「仕方がない。そう思いながら、Aさんは花屋に行くことにした」
A「え?」
B「夜の蝶にも片時休める花が一輪あってもかまわないだろう?」
A「待って待って!!」
B「え、なに?」
A「いや、ワタクシの話?」
B「そうだよ。来年の話」
A「予言じゃん!」
B「移動していく中一人の男と鉢合わせた」
A「流しやがったこの男」
B「友人のBさんだ」
A「あなたじゃん」
B「ここから二役だから、Aさんは未来のAさんやって。俺はBさんやるから」
A「いや、知らない知らない。なんならさっきまでの、未来のワタクシなんか変だったし」
B「え? どこが?」
A「えっと……全体的にぃ……なんか、ドラマチック?」
B「ははははは。ひさしぶり。Aさん」
A「うわっ。はじまった。えっとひさしぶりBさん」
B「どうしたの、両足引きずって?」
A「ウンコだよぉ。両足で踏んでたのかあ」
B「ウンコ? 最近多いよねえ」
A「多いのかよ。やだなあ」
B「てかさ、何してんの?」
A「えっとね。花屋に……うわぁ……花を買いに行ってるのかあ、ワタクシ」
B「花を? ワァオ……どうして?」
A「うん。どうしたんどろうねワタクシ」
B「え? どうしたのどうしたの?」
A「え」
B「ね。どうしたの? 言って? 怒らないから」
A「怒らないのは当然なのよ」
B「ほら言って」
A「ええぇっと……彼女? へのプレゼント?」
B「はははははは。10分後。いらっしゃいませ。花屋の店長です」
A「聞いたくせに雑に端折んないでよ。あんたがはやした設定でしょうが」
B「どうも最寄りの花屋。薔薇園男爵へようこそ」
A「濃いんだよ。最寄りにあっていいネーミングじゃないでしょ」
B「店長の薔薇園です」
A「あ、名前がそうなのか。いやでも狙ってるよね」
B「本日はようこそいらっしゃいました。何をお探しですか?」
A「えっと、彼女への……もう彼女っていいたくないんだけどぉ……」
B「ほう。今日も、プレゼント用の花ですか。毎週ありがとうございます」
A「常連だったの?」
B「ポイント溜まってますので先にこちらの方を。はい」
A「なんですかこれ?」
B「パセリです」
A「パセリ?」
B「パセリ」
A「パセリ?」
B「パセリ」
A「どういう意図ですか?」
B「パセリには花言葉があります」
A「あ、あるんだパセリにも」
B「パセリの花言葉は」
A「はい」
B「死の前兆だ」
A「え、こわ」
B「貴様、娘につきまとっているそうだな」
A「え、嘘」
B「お前が花を買うたびに、娘がバイト先から同じ花を持って返ってくるんだ。まさかとは思ったが」
A「ちょちょちょ。ちょっと待ってください」
B「そのくせ、彼女と言いたくはないだと。貴様、俺の大事な娘を都合のいいように」
A「違う違う違う。そうじゃないけど。そうじゃない。てか、そもそも全く見に覚えがない」
B「見に覚えがないだと? じゃあ、貴様、花屋に何をしにきたんだ!!」
A「……え?」
B「……なんだその顔は。釈然としない表情をして」
A「いや……まあ……」
B「反省の色はないようだな」
A「いやだって。見に覚えがない話がえんえん進んでるから」
B「身に覚えがない? このウンコ野郎が!」
A「うわ、思い出したウンコの記憶」
B「くたばれえええええ。とまあ、これが来年のAさんの様子ですね」
A「ええー」
B「Aさんらしい、いいところがたくさん見れたと思うけど、どうでした?」
A「こわかったよ。もうええわ」
B「ありがとうございましたー」